俺も禿げたいブログ

孫正義氏の名言に触発された、将来禿げることが約束されたサラリーマンの日々の叫び

生き方を経営する時代

「年収が低い方が家事するの?」

https://www.businessinsider.jp/post-177178

そんな記事がまとめられている。共働きの夫婦の本音が色んなケースでまとめられててリアルだ。

その中で上手く行ってるカップルのインタビューで、その秘訣として家事や子育ての一部をアウトソースしたり、時短家具を導入することで、自分たちがやらなくて良いことを効率的に外出しし、ストレスを減らしたり自分たちの時間を創出していることが挙げられている。

ここで重要なのは、自分たちがやるべきことを明確化し、それだけに集中するためにその他のことを社会全体でシェアして解決していく姿勢だと思う。そのシェアの一つの形がいわゆる有料サービスとしてのアウトソースだし、近所のパパママで助け合ったり時間のある両親に助けを借りる、などでも良い。

最近読んだ『10年後の仕事図鑑』という本にも、これに近しい生き方のことが書いてある。

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

 

例えば、(うろ覚えで間違ってたら恐縮だが)落合さんは予定については完全にGoogle任せで、登録された予定からGoogleがリマインドしてくるものに従ってスケジュールをこなしている(Googleにアウトソース)し、逆に何を研究していくかの方針決定や具体的な研究を考えるということには全リソースを割くという。Googleはシステムだが、これが外的労働力によってアウトソースされる場合もあり、しかも社会全体で専門化×サービス化が進むと、専門性や機能を社会でシェアしながら、自分もその一端への価値の提供を担っていくという社会の在り方になっていく。

これは生きるということにおいて、何を捨て、何をアウトソースし、何にこだわりリソースを投下集中するのか、という経営視点そのものではないか。そういう意味で、これからは各人が生き方を経営していく時代になっていくといえよう。いや、もうなっている。

そしてこの選択の在り方が生存戦略上という手段ではなく、私哲学(価値観)の追求により各人それぞれ異なっている状態、つまり本質的な個性の表れとなっているという世界が理想というのが僕の私哲学だ。

この話はまた今度。